2017年3月18日土曜日

アポロ信託銀行で起きた事

アポロ信託銀行で起きた一連の出来事と、それについての憶測。
以下、ストーリー上、キャラクター上の大量のネタバレを含みます。

12月15日以前
・ハービンジャー(テロリスト組織)
事件の発生前より草の根で反ザイバツ、反ホワイトナイト活動を開始。
ザイバツ社による報道規制により、国外ではハービンジャーの名は知られていない。
ゲーム中でハービンジャーの名前を知っていたのは、ドノヴァン、アート、ステラ、セイ。(ステラとセイは直接名前は出していないが声明については知っている)
アポロ信託銀行をデータ襲撃計画に参加する。
複数の爆薬(恐らく軍用の)を準備した。恐らくメンバーには銀行内部の情報に精通した者がおり、全体計画は彼らが立てたのだと思われる。
銀行襲撃の予告を出していた。

・アリス_ラビット
アポロ信託銀行のセキュリティ情報の調査。
データ入手後の拡散システムの開発。流出後にデータを抹消されても問題無いよう、事前に60,000箇所の場所を確保した。(サーバ、アップロードシステム、ファイル保管庫等々)
掲示板等様々な場所への告知。(AE、Danger/u/等)
街宣及びテレビ中継ジャック用の組み込みプログラムの開発。

・不明
街宣及びテレビ中継ジャック用装置の設計。

・ギリアン
街宣及びテレビ中継ジャック用装置の取り付けを行った。ギリアンが度々居なくなっていたのはこれの設置を行っていた。また、プロローグの期間ずっと居なかったのは、設置した装置にバグが見つかり(アリス_ラビット担当部分ではなく、証拠隠滅用自爆部分?)全部交換を行っていた為。

・ダナ
ギリアンの街宣及びテレビ中継ジャック用装置の組み立てを手伝っていた。但し計画の詳細についてはあえて踏み込まない様にしている。

・ユニコーンギャング
直接明言されては居ないが、物資の調達等、伝令等の協力を行っていた。

・セイ
上層部より何故かアポロ信託銀行への伝令を命じられた。ヴァルキリー隊の特技曹長のセイに伝令をさせるのは裏があるとセイも理解していた。

・ステラ
ハービンジャーの銀行襲撃予告が他のと違いハッタリではない可能性が高いと思っている。

・ジェイミー
派閥闘争に敗れた人物の暗殺の仕事を受領する。

・アート
匿名の人物より、クリムゾンローズ、コバルトリリーという二人組の殺し屋の捜査を依頼される。

12月16日
・ハービンジャー
計画実行。彼らの規模は不明(一説には一人)だが、銀行内部に侵入したのは一名。

・アリス_ラビット
時限式の街宣及びテレビ中継ジャック用装置が作動、街中のテレビに銀行内部の様子が中継される。尚、アリス_ラビットは当初不測の事態に備え待機する予定だったが、事情があり計画実行に間に合わなかった。

・ギリアン
アリス_ラビットが間に合わない事を、ユニコーンギャングが符号としてダナに伝え、それを聞いたギリアンは店を飛び出して現場に向かった。

・ジェイミー
標的がアポロ信託銀行に入るのを確認後、ヴァルハラにやってきた。ハービンジャーの計画については知っていた。

・セイ
セキュリティシステムが作動した事で、銀行内部に取り残された。

・ステラ
事件の発生をヴァルハラでニュースにより知った。

・アート
クリムゾンローズの足取りがアポロ信託銀行と知り、向かったが銀行は閉鎖された後だった。

・クリムゾンローズ&コバルトリリー
銀行で殺しの仕事を受けた相手を見つけるが、銀行が閉鎖された事で閉じ込められた。

・ドノヴァン&キム
ドノヴァンの指示でキムがアポロ信託銀行での警報発令と、繁華街にあるビル、カサノバ(ビル)にある大型街宣ディスプレイに銀行内部の様子が映し出されたと記事にした。
その後、ザイバツ社からの通達で関連情報の報道規制通達が出た事で続報は出せなくなった。

・ホワイトナイト
銀行に対テロ部隊を派遣したが、銀行は内部システムにより閉鎖され、外部から侵入出来ないとわかり、一帯を閉鎖した。

・Danger/u/
銀行内部に爆弾が設置されているらしいとの情報が投稿される。

・ヴァージリオ
事件とは直接関係していないが、ホワイトナイトから追われる身であり、ホワイトナイトの動向を掴んでは居たらしい。

12月17日~12月18日
・ハービンジャー
取り残された人質達(但し、人質は相手がハービンジャーだとは知らない)を先導し、脱出するために銀行の内部へと移動を開始。銀行のデータバングへ到達し、データを入手、その後アリス_ラビットへ転送した。
銀行のセキュリティ解除後、外に出た所を狙撃され死亡した。

・アリス_ラビット
ハービンジャーから送られたデータを世界中に転送した。理由は不明だが、セイをアポロ信託銀行から脱出させる手伝いをした。(注:脱出させたのがハービンジャーである可能性もあるのだが、Danger/u/の書き込みからすると、「脱出に成功した」と考えられるのでセイとした)

・ギリアン
銀行近辺に居たのは間違い無いが、具体的に何をしていたのかは不明。アポロ信託銀行から脱出したセイを助け、病院まで搬送した。その際、ヴァージリオに目撃されている。

・ヴァージリオ
事件の動向を調べにアポロ信託銀行に居た。その際にセイを救出しているギリアンを目撃した。(この時点では彼女がセイだとは気がついていない)

・人質
セキュリティシステムにより少なくとも3人が死亡。
爆弾及び建物の倒壊により総計30人程度が死亡。

・セイ
人質と共に行動していた。恐らくセキュリティの物理的突破にも力を発揮したのだと思われる。セイは先導している人物がハービンジャーだとは知らなかった。その後、複数回の爆発により倒壊しかけたビルからアリス_ラビットの案内(間接的に。セイには正体は気が付かれて居ない)で脱出。脱出先が2~3階の高さがあり、飛び降りた際、右腕を骨折し、左目を失明した。その後瓦礫に埋もれ意識を喪失したが、ギリアンに救出され病院で目覚めた。セイは救急に携わる医師等に顔を知られており、医師は代価を取らずに治療を行った。
セイは装甲服毎ギリアンに救出された為、損傷はしたものの装甲服は残された。
後にステラが回収し、リバースエンジニアリングを行う事となった。

・ステラ
セイの捜索をアートに依頼した。

・アート
クリムゾンローズが手負いである事がわかり、一時的に追跡を中止する(後に更なる依頼を受け再開)。ステラからセイの捜索依頼を受け、調査を開始し、脱出に成功した可能性について報告する。

・ジェイミー
ハービンジャーがアポロ信託銀行から離れる前に狙撃して依頼を達成した。

・クリムゾンローズ&コバルトリリー
クリムゾンローズは殺しの仕事は達成したが、周囲に正体がバレてその際に負傷したらしい。コバルトリリーはこの事件の後、名前が出てこないので、銀行内で死亡したのだと思われる。

・Danger/u/
事件の情報を集めた人物が詳細な投稿を行っている。更なる投稿は何らかの原因でされる事は無かった様だ。

・グリッチシティ全域
アリス_ラビットが公開した情報により、ホワイトナイトへの怒りが爆発し、大暴動が発生。市内は大混乱となった。ホワイトナイトは武力による抵抗を試みたが、事態のこれ以上の悪化を恐れたザイバツ社により、装甲服の全停止が行われ、リンチにより多数が死傷した。

・ザイバツ社
ザイバツ社が、表向きはグリッチシティ政府の要請として近隣都市より武装警察が送られ、暴徒化したホワイトナイトを制圧した。どれだけ緊急事態だったかは、通常であればグリッチシティ政府の広報が行う所をザイバツ社の社長が声明を発表している事からも明らかである。つまりグリッチシティ市民にはグリッチシティ政府がザイバツ社の傀儡であるのは周知の事実のため、暴動を抑える為に本気である所を見せなければならなかった訳だ。

・ホワイトナイト
対テロ部隊が開放された銀行内に突入したが、既にデータはバラ撒かれた後であり、その情報漏洩の内容の酷さから大暴動が発生し、抵抗を試みたが装甲服が動作しなくなっため多くが死傷、残りも逃走し、近隣都市の部隊に確保された。
ブリッツクリーク隊のジャックは装甲服のOSをハッキングし(以前からハッキング済みだったのか、今回ハッキングしたのかは不明)装甲服毎逃走に成功した。無傷の装甲服一式を持っているのは彼だけらしい。彼の同僚4人がどうなったのかは不明。

その後
・ホワイトナイト
ザイバツ社はホワイトナイトの解散を宣言。ホワイトナイトは消滅した。いずれ似たような武装警察が作られるのだろうが、作品中では語られていない。近隣都市の武装警察が一時的に常駐したのだろうか。

・グリッチシティ全域
暴動は鎮静化したが、ホワイトナイトの装備に高値が付き、大量の装備が散逸する。

・ジャック
装甲服の一件で追われる身となったが、彼が一式を持っている件はそれほど広まってはいないらしい。(ステラは知っているが、イングラムはその情報を掴んで居なかった)

・BTC
極秘裏に調査を進めていた内部調査に基づき、情報漏洩の問題が明らかになる前に表向きは「売上の低いバーを閉店する」という題目で4割のバーを閉店する事となった。その中にはホワイトナイトが濫用していた資金洗浄や、人身売買、薬物工場等が行われていたバーが全て含まれている。(尚、アートはここ事実を調査により知っていた)
ザイバツ社も事態の沈静化を図る為に支持を行ない、ホワイトナイトがBTCの各種施設を悪用していた件は明るみに出る事は無かった。

・アポロ信託銀行
業務は通常通り再開された。報道管制が敷かれ、AEのキムの記事のみが唯一銀行の騒動を報道した物となった。

5 件のコメント:

  1. わかりやすいまとめありがとうございます。
    ジル主観が強い作品ゆえこのあたりはまとめてもらわないとつらいところがありますね。

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  2. すいません、コメント頂いていた事に気が付きませんでした。
    アイロニックラークは直接書かない、というポリシーがあると思うのですよ。
    開発BlogやTwitter等でもこの手の話に答えた記憶がありません。
    プレイヤーは勝手に楽しめ、という事なのでしょう、次回作でも大量の謎を残してくれるのでは無いかと(笑)

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  3. ゲーム中にてセイは捨て駒にされたと言っていましたが、これはどういう意味になるのでしょうか。
    隠蔽しているデータの抹消依頼を第三者にわからないような伝令でセイに伝えさせたのち、銀行爆破に巻き込ませる形で口封じを図った・・・という解釈で合ってますか?
    すみません、私もセイと同じような精神障害があってコンテクストを上手く読めないことが多く自信が持てないのです

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    1. あくまでも私の解釈である事を前提として、
      セイはホワイトナイト内で色々な悪事が行われている事を把握していました。
      ですが、レスキューの仕事をしたいのでそれに目をつぶっていたわけです。

      結果的に悪事に参与しないのならば、「別に死んでも構わない」という事で大佐から会議に送られた、という事になるのかと。
      つまり大佐は信託銀行でテロが起こるのをある程度把握していたのではないでしょうか。ただ、情報漏洩までは把握していなかった。

      そして爆破によってセイは大怪我を負い、死に掛けた事で「(ホワイトナイト組織の大佐にとって)自分は死んでも構わない存在だった」=捨て石にされた、という認識に至ったのかと。

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    2. なるほど。確かに情報漏洩まで掴んでいたにしては対応が後手すぎる・・・のかな。つまりセイが伝えた情報は件のデータとは関係ない。
      結局なんだったんでしょうね

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