2016年9月4日日曜日

本作の舞台:ヴァルハラ

本作の舞台:ヴァルハラ
ヴァルハラの外観(左の自動販売機がゴゥゴゥとディディ)

グリッチシティのネオン地区にあるメインストリートから少し外れた場所にあるバー。
雑居ビルの2階にあり、BTC認定コードVA-11、ホール規模A(最大がCらしい。つまりAは最小)、VA-11 Hall-A、VA-11 Hall-Aでヴァルハラ(Valhalla)と呼ばれる。
BTCとは207X年に世界中にチェーン店を持つ酒造グループ、The British Trademark Council(英国商標協議会)を指す。この時代には様々な地球規模の危機があり、食料等も天然の物が非常に少なく、酒と言ってもBTCチェーン店で出されるものは全て合成酒である。
BTCのロゴ

BTCは認定バーのバーテンダーはミキシングの訓練を受けたバーテンダーでなければ務められない仕組みになっている。ダナが訓練を受けた頃は書籍ベースのレシピ訓練だったが、ジルが訓練を受けた頃にはタブレット型の端末が使用されている。タブレットは本人認証の機能があるため、認定バーテンダー以外は使用できない。タブレットは店内の各種システム(テレビジョン、ジュークボックス等の什器)にもアクセスできる。
合成酒は化学的に合成したアルコールに風味等を加えるが、風味等も抽出物質以外に化学物質を扱うため、ミキシングを誤ると化学的な健康被害が発生する可能性がある。
尚、各原材料が投入されるのは水ではなく、BTCが使用権を持つ、NDL(ニュートリオジェニック ディコメティカル リドジェノール)という謎の液体。メイデンキス(詳細不明)に汚染された水源を浄化する目的で開発されたが、使う前に汚染が一時的と判明し、使用されなかった。BTCが使用権を購入し、生成している。恐らく水よりも原材料の混ざり具合が良いのだと思われる。
グリッチシティには相当数のBTCバーがあるが、名前が出てくるのはMI-6 Hall-Cだけである。 尚、ダナの友人がパナマでBTCバー(N1-RV Ann-A)を経営している。
ヴァルハラの内装(建物自体は古いらしいが、清掃が行き届いている)

バー時のスタッフは、バーのオーナー、ダナと二人のバーテンダー、ジルとギリアンの三人。店内の設備としてはカウンター、スツール(固定式)、コイン式アーケードマシン、インターネットテレビジョン(屋上のアンテナで受信する)、トイレ、事務所(端末がある)、入口と非常口がある。窓からはメインストリートを見ることができる。
BTCのチェーン店には様々な規則があり、スタッフの服装規定、BTC財産法に基づくセキュリティシステムが必要とされる。
尚、ヴァルハラには防音設備があるが、BTCの規定ではなく騒音対策としての設備らしい。
開発中は、British Trademarking Companyの略となっていた。BBCの時期もあったのだが、何の略かは不明。

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