2016年11月23日水曜日

セイのキャラクターデザインについて(Twitterより)

セイのキャラクターデザインについて、興味深いやり取りがあったので翻訳を試みた。

発端はKotakuの記者、ヘザー・アレクサンドラの以下のツィート。

 これに対してアイロニックラーク(VA-11 Hall-Aのシナリオ等担当)からの返答。


可能な限り忠実に訳したつもりですが、読み辛いのは私の翻訳に拠る所が大きいです。
可能であれば上記のツィートをご確認ください。

ヘザー・アレクサンドラ
それでは。私は非言語学習障害と自閉症の話題を振り返ると言いました。長文については勘弁願います。取り留めのない話になるかも知れません。
VA-11 Hall-Aを何度か遊び直して、そこにはセイという名前の警官が居ます。彼女はとても楽しいキャラクターですけど、自分だけの世界に入ってしまう事があります。
彼女の友人は、セイが物事を理解するために具体的に文脈の中に特定する物を必要としていると説明しようとします。
私はすぐにこれが自閉症、特にNLVDであと理解できましたなぜなら広範囲に私と当てはまっている部分があるからです。
なんてことでしょう、私は既に綴りを間違えました。NVLD(訳注:非言語性学習障害)。言語と運動技能の間に大きな違いがある障害です。
ああ!これがタイプミスの原因です。もしも貴方が非言語的であれば、良い運動技能を持っていても細かな運動技能は苦労しているでしょう。
さらに重要な事に、空気を読む、日常慣習の変更、意味の解釈、そして段階を踏んで問題に取り組む事が非常に難しいのです。
私が「セイは文脈を意味づけるためにそれが必要である」と聞くと、私には明確に「ヘザー(訳注:本文の筆者)は段階的に説明された物を必要とする」のです。
なぜならば、段階的な解釈を経なければ、文脈化を行わなければ、私は新しい環境と法則を理解するために苦労するのです。
社会生活が不可能であるとは言わない。簡単ではあるのでしょう!ですけど、壁に当たってしまえば。それは分断へと繋がる可能性があるのです。
セイはとても親切で話好きではありますけど、時折考える事や、言い換える事を止めてしまいます。更に人から聞く言葉をそのまま受け取ってしまいます。
最後に残っているのは巨大な非言語障害とは別の問題です、相互作用の「規則」はとても厳格であるべきという感覚です。
理由としてはセイは額面通り(私もそうしてしまうように)受け取ってしまい、文字通り相互作用が異なる事を理解していないからです。
これは文脈が大きく変わったとしても、私達の標準的な対話はあらゆる状況で大丈夫であるという仮定と見なす事が出来のです。
例として、私は嘘をつかれていたり、分かち合う事が”出来ない”のに大変な苦労があります。
これは空気を読むのを理解する難しさとはあまり関係無く、普遍的に振舞いとして誠意を信じているという事です。
これは道徳的な決断ではありません。精神的な簡略的表記として日々良く行っている事です。非言語的であれば日常慣習となります。
なのでセイのように会話に標準のルールがあると仮定し始めるかも知れません。混乱したときにはそうなってしまうでしょう。
物事の結果として、変化は信じられない程の苦しい経験です。話題を変える事、日常習慣、その他なんであれです。
セイは気が散ってしまうと、新しい会話のルールを理解するまでに状況の一時停止と再評価する時間が掛かってしまいます。
これは多くの異なる方法で起こり得ます。私は目を合わせるのを酷く続けてしまうため、度々目を合わせる事を止めてしまいます。
私は会話の中で心を安定さえるために拠り目を合わせます。活動が変わってしまうと。私は集中出来ません。一時停止する必要があります。
セイはまず感じ、次に考えます。彼女は直観的で、感情的にで、心を開きます。ですが彼女は迷い、寄り道し、度々他の人の助けを必要としています。
セイは度々自分の面倒を見る事を忘れてしまうので、ステラが面倒を見ます。これは良くある事です。実践するのは大変ですよ!
私には食べない日や、日常慣習を破らないために数週間洗濯を行わない事があります。
その結果、私は他の方の指示や指導に頼る傾向があり、それらを思い出させて貰ったり、状況によっては導いて貰ったりします。
セイは兄弟や両親に依存するようにステラに依存しています。もし貴方が非言語的であれば一般的な事です。導きが必要です。
この事について長く話せますけど、あえて言うとセイは非言語的である誰かの正直な描写の一面というだけで十分です。
彼女は話好きで直観的ですけど、簡単に混乱します、ルールに確信が持てません、文字通りに過程において幾分不器用なのです。
VA-11 Hall-Aはこれを正しく理解しており、恐らく最初で最後の私の様に「思える」人物に会ったのは印象的です。

アイロニックラーク
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お話の時間だ!全てのキャラクターは要素から経験まで我々から我々から少し着想を得ている…だが個人的に書いた一人がセイだな。
もしも彼女が自閉症スペクトラムに感じられるならば、セイを原則として「””が呆れさせてしまう様に」書いたからだろうな…。
私が自閉症であるという明確な意図は持っていないが、彼女に私が長い事戦ってきた(そしてこれらも続ける)細部と詳細を加えた。
参ったな、私は「明確に自閉症のタイプ」って事か。
彼女がその中に納まっているとは知っていたが、特定のものにした事は無い。
大雑把に言ってしまえば「彼女は私に似せた」。
それと私は正式に診断された事はないな。ほぼ、90年代にインディゴチャイルド(訳注:何を考えているかわからない子供)と呼ばれた事に拠るものだ。
全く酷い話だよ。
私は「おかしな子供」として諦められてかもしれない。
他にも何かあったかも知れないと実感したよ、最近になってから。
とにかくセイを書いていて楽しかったのは、シナリオを何度も読み直し「より私拠り」へと調整し、彼女の台詞を特に個人的な物にした事だ。
彼女について十代の頃を反抗的(訳注:十代のセイは所謂不良だった)にしたのは、ある種の投影だよ。
私はそうじゃ無かったが、十代で居るのはキツかった。
だがとにかくヘザー(訳注:最初の投稿者)は私の個人的な箇所について力強い感情を示してくれる事で、私の一週間を素晴らしい物にしてくれた。ありがとう!

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